「サンモニ」高市新体制は「行き当たりばったり」と松原耕二氏が私見 維新との連立大筋合意も「急ごしらえ」

 ニュースキャスターの松原耕二氏が19日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。日本維新の会と連立に突っ走る高市自民党について「いきあたりばったり」と私見を述べた。

 公明党の連立離脱に始まり、野党3党による政権協議、さらには自民と維新による連立大筋合意という急激に変化していく政治情勢に、松原氏は「この1週間、ホントめまぐるしくて何を見せられてたんだろうと、正直、整理がつかないところがあるんですけど」と切り出した。

 続けて連立政権のあり方について触れ、「ヨーロッパは2段階で民意を形成していくんですね。まず選挙をやって議席配分がある。その後、どの政党とどの政党が組んで、どれが一番民意を作れるかというのをいろんなやり方をやって丁寧にやって。ドイツなんか数カ月かける、オランダなんて1年かけて作るんです。それを民主主義のコストとして受け入れてるわけですね」と欧州各国を例に出した。

 翻って日本について、「確かに小泉総裁が生まれるというのを見込んで、どうも自民と維新が(政策協議を)事前にやってたような節があるんですが、それでも急ごしらえというのが否めない」と早急すぎる急接近と指摘した。

 さらに維新が連立の絶対条件として自民に要求した議員定数削減について、「みんなできちんとやるべきで、比例だけ減らすと、少数政党がどんどん弱くなっちゃうと。民意が救えなくなっちゃうわけです」と否定的な考えを示した。

 これまでの高市自民の動きを振り返り、「連立離脱、公明党のときから見てて、高市新体制はホントある種、いきあたりばったりっていうのが否めないわけですよ。今後も閣外協力から始まって連立まで本当にいくのかを含めて、今後何があるか分からない。今の動きはほんの始まりにすぎないんじゃないかと思います」と述べた。

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