維新・吉村代表、玉木代表の「二枚舌」発言に「腹は立たない」けど…「僕が玉木さんならチャンスととらえる」
日本維新の会の吉村洋文代表が16日、カンテレ系「旬感LIVE とれたてっ!」に生出演。国民民主党の玉木雄一郎代表が、自民党と急接近した日本維新の会に「二枚舌」などとYouTubeで批判したことに言及した。
玉木代表の「二枚舌」発言は「ニュースで見ました」といい、「僕は逆に玉木さんらしくないなって。つまり他党批判するより、どうやって自分の党の政策、信じてくれた有権者の公約を実現するかに力を入れた方がいい」とコメント。
維新と自民が組んでも、衆参とも過半数に届かないことから「国民民主党も、年収の壁とか、多くの有権者の方が期待しているから、僕が玉木さんの立場なら、チャンスととらえます」とも語った。
「実際に昨日の党首会談で、高市さんは玉木さんに対して実行していきましょう、実行するなら一緒に責任を持って下さいと提案したらしい。それだったら僕だったら、責任持って実行する方にいきます」とも語り「(公約を)実現するのが大切な事だし、総理にはなれないかもしれないが公約は実現できる」とも述べた。
青木源太アナから、二枚舌呼ばわりされたことに腹は立たないのか?と聞かれるも「腹は立たない」と即答。「むしろ、政治家同士で言い合ってもしょうがない。我々を信じて投票してくれた人がいるし、国家として本質的に必要だという信念をもってやっている」「腹は立たないけど、玉木さんもまだ維新、自民を足しても足らないんだから、チャンスと見て政策政権運営を一緒にやりましょうというべきで、二枚舌だから残念とかいう発想はない」とも述べた。
国民民主党へのラブコールのようにも聞こえるコメントだが、吉村代表は「連立、決めたわけじゃなくて協議中。まだわからない」とした上で「玉木さんもここは二枚舌とか出し抜くとかではなく、どうやって実現するかに力を注いだ方がいい。できると思うし、やらない理由が分からない。やらなかったら総理大臣になりたかっただけなのかと思われちゃう」と呼びかけていた。
