奇跡の49歳・井川遥 黒のノースリーブで魅了 映画「見はらし世代」舞台あいさつで「来年、私50歳になるんです」
俳優の黒崎煌代、遠藤憲一、井川遥、木竜麻生が11日、都内で、家族を演じた映画「見はらし世代」の公開記念舞台あいさつを、これが長編映画デビューとなった団塚唯我監督と行った。
父が家族旅行より仕事を選んだことで崩壊した家族の物語で、父親役を遠藤、母親役を井川、息子役を黒崎、娘役を木竜が演じた。今年のカンヌ国際映画祭の監督週間では、団塚監督が日本人史上最年少の26歳で選出された。
舞台あいさつでは映画の英語タイトルが「ブランニュー・ランドスケープ(新しい景色)」であることにちなみ、「これから見てみたい景色」についてトーク。黒のノースリーブに黒のパンツというシックな装いで登壇した母親役の井川が「来年、私50歳になるんですけれども…」と切り出すと、息子役の黒崎は「50歳?すげえ!奇跡の」と驚いた。
映画は昨夏と今年1月に撮影されたが、井川は「ホントにお母さんとしての時間が長かったので、昨年すごく久しぶりに映画に参加させていただいていたんですね。けっこう空いていた」といい、「ああ懐かしいなっていう感じと、またこうして呼んでいただけたことがすごくうれしかった」と振り返った。
その上で「50歳になった時に、今のような活動をしている自分を想像していなかったので、まさに見たことがない景色を来年に迎えるんですけど。こうして映画に参加できることに感謝して、次にまい進していきたい」と、来年6月に迎える五十路(いそじ)に向けた抱負を述べた。
井川の夫役を演じた遠藤は「俺は64歳」と続いた。TikTokもやっているという遠藤は「60代は大体こういう感じかなというのが見えてきたんで、70(代)になっても取りあえず元気で、新しいエネルギーの人たちと、現役でバリバリやれたらうれしいなという感じですかね」と、早くも6年後に控えた70代を見据えていた。
