片岡愛之助「避けられなかったら即死でした」「人間は意外と簡単に死ぬ」大けがからの復帰について語る
歌舞伎俳優の片岡愛之助(53)が9日、東京・歌舞伎座内で「吉例顔見世大歌舞伎」(11月2~26日、同所)の取材会に登場。大けがからの復帰について語った。
愛之助は昨年11月に京都・南座での稽古中に舞台装置と接触。上顎と鼻骨を折る大けがを負った。取材会で「死に直面すると、人間は意外と簡単に死ぬんだなって。あのまま(舞台装置を)避けられなかったら即死でしたから」と語った。
2月の「三月大歌舞伎」に向けた泉岳寺でのお参りの際には、片岡仁左衛門(81)から「生かされたということは、何らかの使命があるので頑張って生きてくれ」と声をかけられたと明かし「じーんと来た。何の使命があるかわからないが、間一髪で生き延びたので」と表情を引き締めた。
愛之助は昼の部「曽我綉俠御所染 御所五郎蔵」と、夜の部の三谷幸喜氏による新作「歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン) 幕を閉めるな」に出演する。
