渡部篤郎が壇上で突然の涙 佐藤二朗の「大切な作品に出させてもらって」 佐藤「もらい泣きしそうになっちゃった」
俳優の山田裕貴(35)が2日、都内で開催された主演映画「爆弾」(31日公開)のジャパンプレミアで共演の伊藤沙莉(31)、染谷将太(33)、坂東龍汰(28)、寛一郎(29)、渡部篤郎(57)、佐藤二朗(56)、永井聡監督(55)と舞台あいさつを行った。
原作は「このミステリーがすごい!」、「ミステリが読みたい」の2023年版で1位を獲得した呉勝浩氏の同名小説で、警視庁の刑事で交渉人(山田)と爆破予告で警察を翻弄(ほんろう)するナゾの男(佐藤)と対決を描いている。
舞台あいさつでは渡部が「個人的には…」と話しかけて絶句し、突然、涙する一幕があった。佐藤が「なんですのなんですの渡部さん、どうしてそうなりますねん?なんで?もらい泣きしそうになっちゃった」とツッコみつつフォローするが、渡部は「うん。付き合いがね…」と言いかけて、また涙で絶句した。
佐藤は「やめてくださいこの場で」と言いつつ、「渡部さんが主役の作品で、僕が脇で支えることがとても多くて。山田裕貴と僕がわりとこの作品を背負ってる自覚はあるんですけど、(渡部が)うれしそうに電話してきて、『おまえを逆に支える側に立ててうれしい』って言って『俺出るよ』と言ってくださった。それを思い出したんだと思いますけど、いきなり泣き出すからビックリしちゃった」と、渡部との間柄を説明しつつ、渡部の心情を代弁した。
渡部は白いハンカチで涙を何度も拭いつつ「(映画で佐藤が演じる)スズキタゴサクは二郎にしかできない。そういう大切な作品に出させてもらって、感慨深いものがありましたね」と明かし、佐藤との長く固い絆を感じさせていた。
