先輩芸人からの壮絶パワハラ被害と「めっちゃ優しかった」ピース又吉直樹「手を差し伸べてくれる人」好井まさおが新人時代を回想

 お笑い芸人・好井まさおが24日、自身のYouTubeチャンネル「好井まさおの怪談を浴びる会」を更新。好井と同じく、恐怖体験談や怪談の語り部として人気上昇中の先輩芸人・タケトをゲストに招いた。

 この日は、恐怖体験談の新ジャンルとして確立されてきた壮絶な「ヒトコワ」をタケトが披露した。

 2人は「ヒトコワ」にまつわる洗脳、モラハラについてもトーク。タケトは「(洗脳の被害者は)たぶん冷静な判断が皆さんできなくなって。相手の方を受け入れなきゃいけないという親切心が」と警告した。

 さらに、タケトは自身の新人時代を回想し、恐怖の対象だった先輩からの呪縛から抜け出せなかった過去を明かした。

 タケトは「正直に話したら俺はゼロじゃない。その人から着信があったら断る言い訳をバーって考えてからじゃないと電話に出られないっていうふうになっちゃって。その人からの着信があったらもう怖くなっちゃって。精神的に支配されてたと思う」と振り返った。

 先輩は電話で「新宿」などと告げるだけで一方的に電話を切るため、タケトは断る機会もないまま、告げられた場所に急ぎ、到着したことを報告していたという。

 「最終的には一緒に遊んでるときに腹を殴られて、そこでわれに返った。『帰ります』って、その日は帰ったの。次の日、(先輩に)劇場で会うのよ。なかったことみたいに『おい、この後何やってんだよ?』って言われんの。(タケトが)『もう誘わないでください』(先輩は)『じゃあ、お前に今までおごった分。150万ぐらいおごってるから返せ』って」と決別後も精神的に追い込まれたことを明かした。

 好井も自身の若手時代を回想し「何期上かは言わないですけど。近い先輩が『本当、好井くんって、おもしろくないよね』って真顔でずっと言ってる人がいたんですよ。やっぱ俺、そいつに洗脳されてた期間はあったと思いますもん。その人を、心からおもしろくないと思っていたのに単独ライブとか見に行ったりしてたんですよ。これが正解なんやって錯覚してた」と振り返った。

 好井は、先輩から繰り返し否定されたことで自信を失い続け、ネタ作成やチョイスにも悩みはじめたことを述懐。苦悩の中、のちの芥川賞作家にして人気芸人となるピース・又吉直樹に声をかけてもらったことを明かした。

 「その人が『おもしろくない』って言ったネタを又吉さんが『おもしろいよ』って言ってくれたんです。又吉さんが『いや、いや、おもろいから。誰のことを気にしてんの?』って、そのときに。誰のことを気にしてんの?もめっちゃ優しいんです。(又吉と)飲んでるときとか散歩してるときに、たぶん(好井が)愚痴を言ってたのを『こいつ、あかん。危ない、危ない』ってなってたと思うんです。僕は手を差し伸べてくれる人が又吉さんやって…」と感謝とともに振り返った。

 又吉は、好井に執拗なダメだしを繰り返していた先輩に対して「『いや。ホンマにアイツ、おもんないから。アイツの言うことなんか聞かんでええ。無視していい』って。そんときにマジでパーンって」と視界が開けたことを明かしていた。

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