「モーニングショー」玉川徹氏 自民党は「誰のための政党なのか」→消費者、生産者で言えば生産者側の利益を代弁する政党だった
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が23日、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」に出演し、総裁選が告示された自民党について「誰のための政党なのか」と持論を述べた。
玉川氏は「自民党とはどういう政党なのか」と切り出し、「例えば光の当て方で見え方がいろいろ変わる。イデオロギーという光の当て方もあれば、もうひとつの当て方として自民党というのは誰のための政党なのか。消費者、生産者でいえば生産者側の利益を代弁する政党だったんですね。たとえば大企業の経営者、小さな企業の経営者もそう。自営業者。農家も自営業者。なにかを作る側が支持する政党という側面が強かったんです」と話した。続けて「ひいては今のシステム、既存のシステムを守るということを、これは保守という言い方もありますけど、既存のシステムを守るんだという人たちに支えられていた。そのシステムが制度疲労してきているんです。不全になってきているんです」と指摘した。
さらに玉川氏は「一方で、生産者の対局として消費者がいるという分け方がある。この消費者の方をもっと向いていかなければという状況を、小泉進次郎さんはそういうことを言っているんですけど。そういうふうに変わっていく過渡期なのかもしれないですね」と分析した。「かつて、既存のシステムが有効に働いていたときには党員じゃない人も自民党でいい、既存のシステムでいいんだと。ところが既存のシステムが制度疲労しているからこのシステムじゃダメだと多くの人が思っている。そうなったときに、新たにどういう人たちのための政党になるのかということが問われているんだと思います、今回」と語った。
