谷原章介「自分たちの痛いところに向き合うべき」 総裁選、政治と金の問題言及しない全候補者に不満「解党的出直しと言うのであれば」

 俳優の谷原章介が23日、フジテレビ系「サン!シャイン」に出演。自民党総裁選について言及した。

 来月4日に投開票される自民党総裁選が22日に告示され、小林鷹之氏、茂木敏充氏、林芳正氏、高市早苗氏、小泉進次郎氏の5人が立候補。所見発表演説会などでぞれの政策をアピールした。

 谷原は「いよいよ個人的に見て、どの候補も独自色を打ち出したいんだって気持ちは分かるんですけど、具体的に何かオッと思うのは小泉さん、高市さん小林とかになりますけど。茂木さんとか林さんは全方位的に気配りしている感じで、どれが具体的にやりたいのか、イマイチ僕の耳に入ってこなかった面はありましたね」と率直な感想を語った。「やりたいことはわかるんだけど、じゃあ具体的にそれをどう実現するのか見えてこなかった面もあったりしました」と消化不良だと話した。

 さらに「自民党がどんどん信頼を失って。大きな原因の一つにやっぱり政治と金の問題があると思うんですよ。そのことにはどの候補も言及されなかった。ここって大きいと思うんですよ?」と話を振ると、同局政治部長の高田圭太氏は「演説会はやはり議員向けの演説という面もあったので、その中で政治と金の問題は優先順位は党内でもう低くなっているというのがひとつ表れたたんだと思います」と応じた。

 それでも谷原は譲らず、「それって党内に対して顔を向けるべきではなくて、国民に顔を向けるべきじゃないですか。解党的出直しとおっしゃるんであれば、自分たちの痛いところに向き合うべきだと思いますけどね」と持論を展開していた。

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