広島出身の演歌歌手の竹川美子 新曲「海峡おんな船」ヒットの兆し カップリングの「美子の三原ヤッサ」は初めて故郷の曲

 広島県府中町出身の演歌歌手、竹川美子(46)が4月に発売した新曲「海峡おんな船」を引っさげて、このほど広島でキャンペーンを行った。

 03年5月にデビューし、これが30曲目のシングル。「これまでは女性の切ない気持ち、耐え忍ぶ思いを歌った曲が多かったんですが、今回は切なさの中にも凜(りん)とした女性の強い気持ちが込められた曲です。演歌の王道というか、力強さが全面に出た曲で、歌っていてもすごく新鮮。歌い心地もいいし、自分も元気をもらえます」と笑顔で語る。

 オリコンチャートは初登場10位で、ビルドボードジャパンチャートも初登場11位。カラオケDAMの月間ランキングも16位になるなど、ヒットの兆しを見せている。広島でのキャンペーンでも「男性女性問わず、お客さんの反響がすごく良かったです。これぞ演歌という曲調なので、自分も歌ってみたいとおっしゃってくれる方も多かったです」と手応えを感じたという。

 カップリング曲の「美子の三原ヤッサ」も竹川の思いが詰まっている。広島の民謡「三原やっさ節」を元にした曲で、「演歌ではありませんが、初めて故郷の歌を歌えるのでとてもうれしい。盆踊りのリズムで、お囃子(はやし)もあったりして、にぎやかな曲なので、キャンペーンでも皆さんと一緒に楽しみながら歌っています」と話す。

 8月8~10日の「三原やっさ祭り」を前に、同3日には第6回「三原やっさ節」唄全国大会が三原市で開催され、竹川もゲスト出演する。歌も披露することになっており、「皆さんと一緒に盛り上がることができれば」と楽しみにしている。

 コロナ禍の時はイベント出演や全国キャンペーンも自粛になるなど我慢の日々を送ったが、「今は皆さんの前で歌う機会も増えてきました。やっぱり生で聞いていただくのが一番。全国を回ってたくさんの人に私の曲を知っていただきたい」と精力的にキャンペーンを続けている。目標は広島での単独ライブ開催。「今回、広島の歌も出すことができたので、それをご縁にしながら、いずれは実現させたいですね」と目を輝かせた。

   ◇  ◇

 竹川美子(たけがわ・みこ) 1979年1月6日生まれ。広島県安芸郡府中町出身。幼少の頃から父の影響で演歌を歌うようになり、カラオケ大会に多く出場。12歳の時に「NHKのど自慢」江田島町大会でチャンピオン獲得。中学時代はブラスバンド部に所属。安芸高卒業後、作曲家・叶弦大氏の内弟子となり6年間師事。03年5月に「江釣子のおんな」でデビュー。東京を拠点に活動しており、所属レコード会社は日本クラウン。

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