俳優のオダギリジョー（４９）と高石あかり（２２）が１４日、都内で映画「夏の砂の上」（公開中）のティーチインイベントを、玉田真也監督と行った。

　次期ＮＨＫ連続テレビ小説「ばけばけ」でヒロインを演じることでも話題の高石は花柄のミニ丈ワンピース、オダギリはモードなスーツで登場し、まずはファッションで魅了。映画でオダギリは幼い息子を亡くした喪失感を抱える主人公・治を、高石はオダギリと同居することになるめい・優子を演じており、オダギリは共同プロデューサーも務めている。

　ロケ地巡りのおすすめスポットを聞かれると、オダギリは「治の家のあったところが稲佐山なんですけど、てっぺんに展望台があって、そこからの長崎の夜景がすごくキレイでしたね」と推薦。

　高石が「治の家自体が本当に長崎にあるので、必死に探していただくのも楽しいかもしれません」と勧めると、オダギリは「売ってるらしい。３００万ぐらいだったような気がします」と、不動産情報も知らせた。

　また、あるシーンについて、高石が「個人的にお芝居についてほんの一瞬だけつかんだ何かがあって（中略）オダギリさんとの交わした視線が今でも忘れられなくて、大事なシーンです、個人的に」と振り返ると、オダギリは「上手じゃないですか。もう一回見たくなりますよ！」とたたえ、「僕も役者としてなんでこういう話ができないのかなと自分でも反省してしまうぐらいです。僕にもきっとそういう生々しい瞬間がたくさんあって映像にも収められているはず」と苦笑し、自分でももう一度見て再確認したいと話していた。