【フジ】中居氏側の抗議は却下 女性Aアナ被害→「業務の延長線上」と謝罪し損害補償 中居氏側は「中居氏はフジ職員でも女性の上司でもない」と主張していた
中居正広氏と元フジテレビ女性アナウンサーAさんのトラブルに端を発した問題で、フジテレビは19日、清水賢治社長が被害女性Aアナと直接面会し、謝罪した。トラブル後のフジ対応によってAアナが被った経済的及び精神的損害に対する補償を行うことや、Aアナに対する不当な攻撃又は誹謗中傷に対して刑事・民事の法的措置も含め厳正対処することなどで合意したとし、公表した。
フジ側がAアナに謝罪した項目の中には、2023年6月2日の中居氏マンションでのトラブルに関して「本事案が、当社の『業務の延長線上』であると第三者委員会の調査報告書で指摘された状況で起きたこと」も挙げている。
先立って、中居正広氏の代理人弁護団は5月30日に、フジ問題を調査した第三者委がトラブルが「業務の延長線上」と認定したことに対して、「『延長線上』という概念はその意義も外縁も不明確であり、『業務』概念の不当な拡大解釈」と指摘。
「中居氏はフジテレビの職員ではなく、相手方女性の上司でもありません」「仮に関係が成立するならば、相手方女性に生じた疾病は、労災として治療費の負担や休業補償がされるべきものですが、相手方女性にはそのような労災としての扱いはされているのでしょうか」「概念を適用するならば、フジテレビの全社員が中居氏と『業務の延長線上』の関係があるということにもなりかねません」と抗議していた。
第三者委は3日に、中居氏の代理人弁護団との今後のやりとりを「差し控えさせていただくことといたします」と打ち切りを発表。「被害者に二次被害を与える危険性があることを懸念」としている。