“生産者”小林幸子「コメ問題」に言及 「必ずしも農家の方潤っていない」 新潟でプロデュース米の田植え
歌手・小林幸子(71)が30日、新潟県十日町市内で、自らプロデュースするブランド米「越後情話」の田植えを大相撲の横綱・豊昇龍(26)と実施。“生産者”として米不足や価格高騰に揺れる昨今の情勢についても言及した。
故郷・新潟の農業支援を目的に、2022年に立ち上げた「幸せプロジェクト」の一環で、今年で4回目の田植え。小林は「今、いろんな形でお米の問題があるけど、やはりおいしいお米できるといいなって、それだけだよね」と率直な思いを口にした。
備蓄米放出の話題に触れられると「難しいことはここではあんまりしゃべれないかもしれない」としつつ「必ずしも農家の方が潤っている結果、にはなっていないのが現実ですよね」と持論。「そこらへんはきちんと国が、小泉(進次郎農相)さんが考えていただければ」と願った。
プロジェクト以前も、04年の中越地震復興支援を目的に、06年から地元民と一緒に米作りを行っていた小林。収穫する米は家庭で食事をとれない子を対象とした「子ども食堂」に提供する。「間違いなくおいしいお米になると思う」と自信をうかがわせた。
