フジ退社→PTSD公表の渡邊渚アナ「今のトラウマによる二次被害のストレスの方が数値が大きいという結果に。」インスタで報告

 昨年8月にフジテレビを退社したフリーアナウンサーの渡邊渚さんが3日、インスタグラムを更新。現在の状態を明かした。

 渡邊アナは「先週PE(持続エクスポージャー)のフォローアップで、症状評価尺度のチェックをしました。(とっても平たくいうと、ストレスの数値化みたいな感じ。臨床心理士さんのいるカウンセリングルームでやりました)すると、一年前に測定したトラウマによるストレスの度合いより、今のトラウマによる二次被害のストレスの方が数値が大きいという結果に。」と報告。

 「これまで、『トラウマの方がよっぽど辛かったから今は何があっても全然平気!』と思っていたけど、本当はそうじゃなかったのかな、痛みを感じないようにしてきただけで心はちゃんと傷ついていたんだな、と自分の弱さと脆さを認識しました。」とつづった。

 つづけて「それからというもの、毎日身体がズーンと重くて、毎晩悪夢でうなされるし、無意識で身体中を引っ掻いてしまったり、『殺される』など激しい寝言をいったり、現実か夢なのかわからない状態がまた始まりました。この2年間で何度かあった症状だから、それなりに付き合っていく方法はわかっているのに、今は結構ギリギリな状態です。何度も書いてお話ししているように、PTSDに完治はないと思っています。持続エクスポージャー療法は終わったけれど、今もまだ心療内科には通い続けているし(終わりは見えない)、薬も飲んでいて、一生付き合っていくしかありません。」とした。

 渡辺アナは今年、発表した「渡邊渚フォトエッセイ透明を満たす」の名を挙げて「透明を満たすを読んだ方は、私の生き方やこれからを理解してくださっているかと思いますが、私は病気だからと人生や仕事の範囲を狭めたくない気持ちが強いので、今はいただいたチャンスには挑戦してみようというスタンスです。自分を上書きしたくて、失った時間を取り戻したくて、立ち止まりたくなくて、そして少しでも自分が楽しいと思えることをしたい一心で、仕事をしてます。」と説明。

 さらに「また働くことは、社会と再びつながり、日常生活を普通に過ごすために必要不可欠だと思っています。毎日大量の誹謗中傷コメントや殺害予告が送られてくるのですが(私宛だけでなく、家族や仕事先にも)、日常生活の妨げになるので、お控えいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。」とつづった。

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