榊原郁恵、井森美幸、深田恭子、石原さとみらを発掘した人気タレントの登竜門「ホリプロタレントスカウトキャラバン」が、今年は初の男性ボーカルを対象としたオーディション「Ｈｏｒｉｐｒｏ　Ｖｏｃａｌ　Ｓｃｏｕｔ　Ｃａｒａｖａｎ」として開催されることが３０日、分かった。新時代のボーカリストを発掘すべく、ホリプロとエイベックス・ミュージック・クリエイティヴが共催し、ユニット結成（人数未定）を見据えた新たなオーディションを始動させる。

　４７回目となるホリプロタレントスカウトキャラバンが、歴史の１ページを刻む。新たな男性ボーカルのアーティストにおいてはファンの推し活文化が浸透し、マーケットが拡大中。ホリプロ初の男性ダンス＆ボーカルグループ・ＷＡＴＷＩＮＧの成功体験を基に、スカウトキャラバンから音楽界の未来を担う新星を見つけ出す。

　今回は「さあ、ぜんぶ、声に変えよう。」がコンセプトで、４月２日時点で満１２～２２歳の男性（国籍不問）が対象。６～１２月まで書類選考、対面審査、複数回の合宿選考が実施された後、１２月末の決選大会で最終メンバーを発表する予定だ。選考には、ＭＯＮＫＥＹ　ＭＡＪＩＫ、Ｃｈｉｌｌｉ　Ｂｅａｎｓ．ら豪華アーティストがクリエイティブサポーターとして加わり、応募者の個性を最大限に引き出す。

　グランプリはホリプロと専属契約を締結し、ホリプロとエイベックスによる新レーベルでＷＡＴＷＩＮＧが所属する「＋ＷＨＡＸ（プラスワックス）」からメジャーデビュー予定。ユニット結成を見据えたオーディションではあるが、応募者の才能を最大限に発揮する形でのデビューを想定しており、ソロとしてデビューする可能性もある。

　選考の模様は、今秋からＸで視聴可能なグローバルオリジナル番組「Ｏｒｉｇｉｎａｌｓ　ｏｎ　Ｘ」で放送される。選考の過程では、国民投票も実施される予定だ。

　今回の実行委員長を務める松永吉晴氏は「令和版ＲＩＰ　ＳＬＹＭＥを作りたい」と意欲。１２月下旬に最終審査を迎えるが、「Ｘで『“ホリボカ（今回のオーディションの略）”があるから飲みに行けない。帰ります』みたいにトレンドに上がるくらいの盛り上がりを作れたら」と意欲を見せた。