夏の甲子園V投手→7年で戦力外通告→年商18億円社長に 「突然クビ」でバイト雑誌で職探し 野球にも感謝
笑福亭鶴瓶と小泉孝太郎がMCを務めるテレビ朝日系「鶴瓶孝太郎 転職したら人生○○だった件」が30日、放送され、夏の甲子園の優勝投手のその後の人生が明かされた。
1990年、天理高校の投手として夏の甲子園大会で全国制覇を成し遂げた南竜次さん(52)。90年のドラフトで日本ハムに4位指名され、入団。25歳だった97年、肘の怪我で戦力外通告を受けた。
引退後の仕事について「突然クビになって、野球しかやってなかったんで、何の知識もなくて。アルバイト雑誌見て」応募したのが、時給の良かった灯油の巡回販売のアルバイトだったという。
この会社は、冬は灯油、夏はエアコンの設置をしており、当時の社長が、南さんが野球選手だったことを知っており、「社員にならないか」と声をかけてくれ、社員に。34歳で独立した。現在では、大手家電量販店の委託を受け、エアコンを設置する会社の社長(仲介業)をしており、「今期(の年商は)18億円です」と説明した。
南さんは「(社長が)野球やってた僕を知っててくれてて」と野球選手だったことに感謝の思いを語った。
スタジオゲストの古田敦也氏は「甲子園で優勝して、プロで数年しか活躍できなかったんですけど、彼のすごいところは、野球選手ってプライド高いヤツ、けっこういるんですよ。それを、アルバイト雑誌を見て、(自分で)探して、乗り込んでいった……その姿勢だと思うんですよ」と感じ入っていた。
