元ＮＨＫの青井実キャスターが９日、フジテレビ「Ｌｉｖｅ　Ｎｅｗｓ　イット！」に出演。

　同局から発表されていた青井アナによる同番組での「社員及びスタッフに対する不適切な言動があった」ことについて説明と謝罪を行った。

　青井キャスターは「まずは、私事でこのようにお時間をいただくこと、視聴者の皆様にお詫びいたします」と切り出した。

　「今回、この件については、今コンプライアンス強化が進められていく中で、私自身についての事案が上がってきました。２月よりすでにフジテレビのコンプライアンス推進室から弁護士を交えましてヒアリング調査をしていただきました」と経緯を説明。

　つづけて「そして、それに対するフジテレビからの厳しい申し入れを受け取りました。真摯に受け止めたいと思います。日々ニュースをお伝えする報道の現場。当日、速報ニュースに対応する中で、スタジオで叱責や不適切な言動をしてしまいました」と話した。

　青井キャスターは「制作陣や仲間に対して、私自身の言動について深く反省しており、申し訳なかったと思っています。本当に自分の未熟さが出てしまったと痛感しています。言葉を扱う仕事についているものとして、相手に言葉を使って伝えているものとして、あってはならないことだと強く感じております」と陳謝。

　さらに「この仕事、自分１人で仕事をしているわけではなく、本当に大勢のスタッフによって番組というのは支えられて作られているわけです。そのチームのみんなの思いを受け止めて、受け取って、これからもニュースをお伝えしていきたいと思います。この度は本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

　同問題をめぐっては、フジテレビが、「『Ｌｉｖｅ　Ｎｅｗｓ　イット！』青井実キャスターに関するご報告」と題した文書をアップ。コンプラ推進室に同問題の報告があったといい「今後出演を継続するにあたり二度と同様な言動がないよう、青井キャスターに申し入れを行い、本人からは関係者への謝罪と反省の意が示されました」と報告していた。