香川照之、3年ぶりドラマ復帰作に感謝「芯の役、ありがたい」 サイコな1人6役の難役「歴史に残るドラマ」

 俳優の香川照之(59)が20日、都内で主演を務めるWOWOW「連続ドラマW 災」(4月6日スタート、後10・00)の完成報告会に登場した。同作が3年ぶりのドラマ復帰となる。

 物語はサイコ・サスペンス。香川は人に“災”をもたらすある“男”を演じ、姿、口調、顔つき、性格や所作まで変えたまったくの別人となって6人の登場人物たちの前に現れる。香川は「一番芯となる役で使って頂けて本当にありがたい」と感謝した。

 監督・脚本を務めるのは監督集団「5月」の関友太郎氏と平瀬謙太朗氏。平瀬監督は「(6役で)すごく難しい役をたくさんお願いしなきゃいけなかった。香川さんなら一緒に考えていくことができるとそこでオファーさせていただいた」と明かした。

 香川は2人を見ながら「『5月』は主役なのに最もせりふが少ない台本を書くのが得意で」と笑わせた。「それだけに主人公が何を考えているか分からない」と、雰囲気のあるドラマになっているとした。

 今作の魅力について、香川は「不明瞭で難解なピースが続くんですけど、みんなが納得するカタルシスに結びついていないと思います。(監督が)カタルシスとして提示しない勇気が新しい」と熱弁。2人の監督に「このドラマを酷評される勇気はありますよね?」と問いかけつつも、「しかし僕はこのドラマは歴史に残るドラマだと自信を持って言えます」と強調した。

 香川は2019年に銀座のクラブで行ったホステスへの性加害疑惑が22年に週刊誌に報じられ、所属事務所は事実関係を認めていた。今作で3年ぶりのドラマ復帰を果たすこととなる。

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