１日に８０歳で死去したタレント、司会者・みのもんた（本名・御法川法男）さんの、神奈川県鎌倉市の自宅に、２日未明に何者かが侵入していたことが同日、分かった。神奈川県警鎌倉署はデイリースポーツの取材に、窃盗容疑で捜査を行っていると回答。けが人はいないとした。

　みのさんの訃報が伝えられてから半日あまり、悲しみに暮れる自宅に窃盗目的で侵入するという卑劣極まりない犯罪が起こった。関係者によると、２日午前３時１５分ごろ、みのさん宅から「２人組の男が窓をこじ開けようとしていたが逃げた」と１１０番通報があった。自宅の３階で物音に気づいた家族が窓の外を確認して不審な人物を発見したが、その場から逃走したという。

　地下室には外部から侵入して荒らされた形跡があり、近隣の防犯カメラにはフードをかぶった不審な２人が映っていた。同署は被害状況について「現在確認中」とし、みのさんの訃報を知って盗み目的で侵入したとみて、２人の行方を追っている。

　みのさんの自宅は鎌倉市内の閑静な住宅街にあり、この日は関係者が数多く出入りしたが、弔問客の姿はまばらだった。みのさんは今年１月中旬、牛タンを喉に詰まらせて救急搬送され、一時は心肺停止に。その後も入院生活が続き、自宅に戻ることなく１日に死去していた。