視覚障害の漫談家に「おい!ホンマに目見えてへんのか?」お笑いファンの劇場マナーを議論 ネタ中にスマホいじり、野次

 テレビ朝日系「耳の穴かっぽじって聞け!」が25日に放送された。

 MCにウエストランド・井口浩之、ゲストに視覚障害の漫談家・濱田祐太郎、ピン芸人・みなみかわが出演し「若手芸人たちの普段は言えない本音」をテーマに進行した。

 劇場観覧の際のお笑いファンのマナーについて、お笑いコンビ・いぬの有馬徹の悩みを紹介した。有馬は「若手の劇場ではお笑いを見にきているお客さんというより推しを見に来てるお客さんが多い。僕らのネタ中にスマホをいじっていたり、明らかにこちらに集中していないお客様がいるのが分かります」と心情を吐露。

 「なので、ネタもウケづらいです。若手の劇場のお客様の男女比率は9割以上が女性。こんなこと言うのはなんですが、劇場に男性のお客様が多ければもっと受ける気がするのになと思います。もちろん、前提として実力不足なのも分かっています」などと訴えた。

 みなみかわは所属していた松竹芸能でもルックスの良い芸人にファンが付きやすかったことはあったと述懐。

 「結構よく言われてたのは少ない男にウケたらそいつらは長いよって。女性にウケたら1年だけかもしれへんけど、男に『おもろい』と思われたら長いっていうのを。そこにすがってたかな」と話した。

 井口は、自分らに興味がない客が多い中でも「自分でウケるように変えていくしかない」と主張した。

 濱田はマナーの悪い客について聞かれ「吉本の劇場って野次を飛ばす人はホンマにあんまいなくて。お正月とか、たまにお酒飲んだおっちゃんとかが『おい、兄ちゃん!ホンマに目見えてへんのか?』みたいに言うてきたりすることはあります」と苦笑した。

 井口は「すごいこと言うな…」と野次の内容に驚いたが、濱田は「声のする方を向かって指さしたら『おい!見えてるやないか!?』って」と明かし、井口とみなみかわを笑わせていた。

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