ユニコーンの奥田民生（５９）とシンガー・ソングライターの吉川晃司（５９）が、新ユニット「Ｏｏｏｃｈｉｅ　Ｋｏｏｃｈｉｅ（オーチーコーチー）」を結成したことが２５日、分かった。二人とも１９６５年生まれの広島県出身で、８０年代から音楽シーンを走り続けてきた共通点がある。今年還暦を迎える二人が音楽で日本中を照らすべく、ユニットを誕生させた。

　１日に吉川のスタッフによるＸで「準備ＯＫ？」と投稿がなされ、これを皮切りに二人のシルエットや「１９６５」「巳」「廣島」などのキーワードを含む“匂わせ投稿”が続き、ファンの期待が膨らむ中でのビッグニュース。同郷で同級生という共通点を持つ二人が故郷への恩返しを兼ね、タッグを組んだのだ。

　Ｏｏｏｃｈｉｅ　Ｋｏｏｃｈｉｅのコンセプトは、広島弁で「大人しゅうない　大人じゃけぇ」に決定。奥田は８７年にユニコーンでデビューし、９４年にソロ活動を本格始動。一方の吉川は、８４年にデビューし、８８年に布袋寅泰とともにＣＯＭＰＬＥＸを結成。お互いヒットを飛ばし、まさに“大人しくない音楽活動”を４０年近く続けてきた。

　ユニット第１弾配信シングル「ＧＯＬＤ」が２６日から配信開始となり、ＹｏｕＴｕｂｅでミュージックビデオが公開された。同曲は、二人が青春時代を過ごした７０年代後半のディスコをイメージして制作。２０歳前後ですでに東京で活躍していた二人がもしも広島で過ごしていたら…という設定で描かれており、どこか叙情的な風景が感じられるナンバーとなった。

　解禁されたビジュアルは、情熱的な赤のスーツ姿でダイナミックにポーズを決める二人の姿を捉えている。今後の活動は公式サイトや公式Ｘで発信予定。還暦目前も進化を続け、黄金時代を迎えている二人の活動に注目が集まる。