倉田真由美氏、夫の一周忌に涙「時間が遠ざかるのが怖い」すい臓がん闘病を記したエッセイ発売

 写真に応じる倉田真由美氏
 トークする倉田真由美氏
 トークする倉田真由美氏
3枚

 漫画家の倉田真由美氏(53)が16日、昨年56歳で死去した映画プロデューサーで夫の叶井俊太郎さんの生きざまをつづったエッセイ「抗がん剤を使わなかった夫 ~すい臓がんと歩んだ最期の日記~」(日販アイ・ピー・エス株式会社)が14日に発売されたことを受け、都内でトークイベントを行った。

 16日はちょうど叶井さんの一周忌。「1年があっという間で。今までは去年の今頃はこうだったなって思い出せたんですけど、あしたからは去年の今頃はいなかったなとなってしまう。そういう意味では夫がいた時間が遠ざかるのが怖いです」と涙ながらに振り返った。ただ「夫は目立つのが大好きだった人なので、『こんなに集まっていただいて良かったじゃん』って言う人」と、イベントが叶井さんのためになっているとも話した。

 書籍を制作するに当たって「夫の例はこうでしたと1人でも知ってもらうために書きました」と明かした。1時間半にわたって闘病中のエピソードをいろんな面から語り尽くした。

 最後には「時間薬と言いますけど、なかなかこれは思ったようにいかない。悲しみってゆっくり軽減するかと思ったらそういうものではないと初めて知りました。すごく悲しい日や今日は元気だなという日があったり。単純に悲しいわけでもないなと、1年たっても思いますね」と再び涙。「失恋ソングが夫のことを歌っているように感じて、音楽が聴けないんです。音楽聴きながらの作業ができなくなっちゃって。まだ1年ですからね」と、ハンカチで何度も涙をぬぐっていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス