平祐奈「常に挑戦」モットーに「新しい自分探し」 主演映画「ネムルバカ」で金髪にギター、主題歌担当「ターニングポイントに」
女優の平祐奈(26)が女優としての大きな手応えをつかんでいる。昨年、NHK連続テレビ小説「おむすび」に、ヒロインの専門学校時代の友人役で出演。初の朝ドラ出演で「カスミン」としても大きく知名度を上げた。3月20日公開予定の、乃木坂46・久保史緒里とのW主演映画「ネムルバカ」の撮影では、女優としてこれまで以上に濃密な時を過ごした。飛躍を誓う2025年、「挑戦」の1年への思いを語った。
「自分としてもすごく目標にしていた」という、初の朝ドラ出演。地元・神戸を舞台とした作品で、神戸出身の役を任された。念願の一つがかない、本人、家族はもちろん「親戚や地元の人たちがすごく喜んでくれた」と、周囲の反応に笑顔を見せる。
11歳のデビューから「あっという間だった」というこれまでの歩み。一方で「年々、色濃くなっている感じはあります。どんどんどんどん挑戦が楽しくなっていて、自分がちゃんと階段を上れている感覚があるんです」と、着実な前進を実感している。
さらに昨年、大きな転機を迎えた。「ネムルバカの撮影が大きかったですね」。女優として、それまでとは少し違う経験を積んだ。
ロックバンドのボーカル・鯨井ルカを演じ、人生で初めての金髪を披露。未経験のギター演奏に挑戦し、主題歌も担当した。「歌もギターも短期間で練習しないといけない」状況と、「普段の自分と性格が全然違う」役柄を演じる日々を、「がむしゃらすぎて、記憶が飛んでいるんです」と、驚きとともに振り返った。
そんな中で「役との向き合い方が今までと違う。原作のルカに憑依しているような感覚があった」という。これまで舞台作品で似たような感覚はあったが、時間をかけて撮影していく映像作品で味わうのは初めて。「役と向き合うってこういうことだ!みたいな。役との向き合い方の奥深さを知れたというか。そこはすごくターニングポイントになったと思う」と、新たな発見を喜んだ。
その感覚がもたらしたのは「引き出しが増えているな」という実感だ。「毎回現場で、いろんな方が自分を引き出してくださるので、そのおかげかな。自分が思い描いていたことができた瞬間、引き出してもらったな、と思える」と、周囲に感謝しつつ、自身の確かな成長も感じている。
そして2025年、挑戦の1年をスタートさせた。「常に何かに挑戦していたい、というのが私のモットー。今年やらせていただく役は、自分的に挑戦できるものが多い。新しい自分と向き合う時間がすごく刺激的なので、2025年もどんな自分と出会えるのか、楽しみです」。女優として一回り大きくなれたことを確かに感じながら、さらなる「新しい自分探し」へ突き進む。
◆平祐奈(たいら・ゆうな)1998年11月12日生まれ。兵庫県出身。2011年、映画「奇跡」で女優デビュー。22年、映画「恋は光」で第44回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。同年、初の舞台出演となるミュージカル「奇跡の人」でヘレン・ケラー役を務める。24年、NHK連続テレビ小説「おむすび」に出演。姉は女優の平愛梨。国学院大神道文化学部で神職課程を専攻し、神職の資格を取得した。
