「だれかtoなかい」だけでない疑念 フジ昨年「中居パリ五輪特番」「中居珍好プレー」で司会起用 中居氏外すつもりだった説明に疑問符 27日に2回目会見

 2023年6月に起こった中居正広氏と女性のトラブルを直後に把握していたフジテレビが、中居氏の冠番組「まつもtoなかい」を続行し、松本人志の休業後は「だれかtoなかい」にタイトル変更して、問題発覚まで1年半続行していたことを疑問視する指摘が相次いでいる。

 フジテレビは27日に港浩一社長らが2回目の会見を開く。

 港社長は、17日の会見では、「女性の心身回復とプライバシー保護を最優先」したとし、同番組について「唐突に終了することでの憶測を懸念し、終了のタイミングをはかっていました」と語った。

 当時フジ専務で事案を把握し、編成担当役員だった大多亮氏(昨年6月から関西テレビ社長)は22日の会見で「打ち切りという動きが彼女にどういう影響が与えるか考えた。中居氏を守ろうという意識はなかった」「番組をいつ終わらせるのかは、常に頭の中にあった。番組を漫然とやっていればいいという気持ちはなかった。それよりも彼女を守るために最善の手はなんなのかを考えていた」と語った。

 ただし、トラブル発生から3回の改編機会があったが、番組は続行された。

 またパリ五輪前の昨年7月には、中居氏を司会に大型特番「中居正広のオリンピック珍プレー好プレー大賞」を制作・放送していた。

 昨年12月には年末恒例として「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2024」を放送していた。

 23日に会見した遠藤龍之介フジ副会長は、事態を把握したのは昨年12月に週刊文春の取材が自宅に来て知ったと説明。中居の単発特番起用は、自身の推察としたうえで「単発番組が中居さんをキャスティングしようとしているのを引き留めるというのは、この件をお話ししないといけない、ということではないか」と語った。一方で「だれかtoなかい」に関しては、松本休業後に「そういうチャンスはあったなと。なぜ逸したのかは、私もいま分かっておりません。申し訳ありません」と語った。

 27日の会見は、港社長、嘉納修治会長、遠藤副会長、金光修フジ・メディアHD社長の4人が出席し、テレビカメラも入れたオープン形式で行うと発表した。

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