福間香奈女流五冠、女流王将戦も不戦敗決着 「体調不良のため本対局の実行が不能」
日本将棋連盟は29日、東京・渋谷区の将棋会館でこの日に予定されていた第46期女流王将戦3番勝負第3局について、挑戦者の福間香奈女流五冠(32)から「体調不良のため本対局の実行が不能」と申し出があったため、同3番勝負の対局規定に基づき、女流王将戦委員会にて協議を行い不戦敗としたと発表した。
これにより、西山朋佳女流王将(29)が2勝1敗で防衛3連覇。通算5期獲得により「クイーン王将」の資格を得た。
福間女流五冠は昨年結婚し、8月には第1子を妊娠していることを公表。11月17日から来年2月12日まで産休に入ることを発表していた。日本将棋連盟は「今後の対局日程調整の難しさや、放送日程変更に伴う準備状況などを総合的に勘案し、このような判断に至った次第です」と説明。白玲戦7番勝負に続く不戦敗での決着となった。
