三浦瑠麗氏 パリ五輪開会式の「常識人に不快感を与える」演出を高評価 「大多数の日本人には関係ない」とも発言

 国際政治学者の三浦瑠麗氏が28日、自身のX(旧ツイッター)を更新。日本時間27日未明に行われたパリ五輪の開会式について触れ、「近年のアートの目的に十分適っている」と私見をつづった。

 三浦氏はXで「パリ五輪の開会式演出が瀆神的だと騒がれているが、キリスト教以前は多神だったし性的欲望も昔から多様だったんだぞという表現にすぎない」と主張。「反発も相当強いのをみると、常識人にoffendするという近年のアートの目的に十分適っている。まだ1世紀くらいはアートはカソリックに反抗しつづけるんだろうね。むしろそこから脱却できないことが心配である」と持論を展開した。

 続く投稿で「offend: 怒らせる、不快感を与える、ルールを破る」と言葉の意味を説明。「『多様な性なる神々の饗宴』はそりゃ不快感を抱く人がいようけれども、別に大多数の日本人は文脈を共有していないので関係ない。ロシア人や福音派の人々の反発と、『饗宴』はセット。反発で初めて表現として成り立つ。そして両者は共に近代に属する」とした。

 パリ五輪の開会式では、ドラァグクイーンらが名画「最後の晩餐」の構図を再現した演出などを巡り、キリスト教団体などから「キリスト教をやゆしている」との批判が噴出。日本でも、フランス革命で王妃・マリーアントワネットが幽閉されたコンシェルジュリーで首を抱えた女性が歌い、建物の窓から一斉に血飛沫のように赤いテープのようなものが噴射されたことで「ホラー」「これはどうなんだ」などの声が多く寄せられていた。

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