女優の坂下千里子が、２６日放送のフジテレビ系「なりゆき街道旅」に出演。芸能界入りのきっかけが「失恋」だったことを明かした。

　京都市出身の坂下は、芸能界入り前を振り返り、「京都の田舎なんで、芸能界には入れるなんて思ってなかった」と回想。「普通に京都で大学進学して、企業に入ってＯＬやって、アフター５でテニスやって結婚しようと思ってたの。その時高校生で、テニスすごい好きだったから」と話した。

　それでも１９９４年、「第２回アルペンＴＶＣＭイメージガール・オーディション」でグランプリとなり、スポーツ用品メーカー「アルペン」のＣＭへの出演で芸能界デビュー。坂下は当時を「高校３年生の時に、アルペンスキーのＣＭオーディションでグランプリもらってからこっちに来たの」と説明。オーディションを受けたきっかけを問われると、赤面しつつ「なんかね…、失恋して」と告白した。

　坂下はさらに「高２の時に失恋して、もうとにかくその人を振り向かせたいと」とモチベーションを力説。共演したハナコ・菊田竜大から「見返したいと」と指摘されると、「今、言葉選んで『振り向かせたい』って言ったのに」と笑いつつ、「めちゃくちゃ見返したくて。『あたしをフッたのね！』って。それで初めて応募したんですよ」と明かした。

　オーディションの存在は、当時読んでいたファッション誌「ｎｏｎ－ｎｏ」の広告で知ったという。「『シンデレラは君だ！』って書いてあって、そのキャッチコピーがビコーンってきて。私だ！私じゃん！って。で、応募しちゃった」とニッコリ。「『ｎｏｎ－ｎｏで』人生救われたようなもんだから」と感謝の思いも口にした。