お笑い芸人の西川のりおが３０日、ＴＢＳラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」で、後輩芸人のダウンタウン松本人志の騒動について、芸人仲間からのコメントに「昔お世話になったとか、そんなコメントはしない方がいい」と苦言を呈した。

　電話でラジオに出演したのりおは、松本の騒動について聞かれ「僕は飽くまで第三者。内側からコメントする人いるが、僕は飽くまで第三者。彼とはまったく付き合いがないんでね。聴取者、リスナーの皆さんと同じ感覚で同じように見てます」と話した。

　松本の休業判断については「ぼくは違うと思う。ぼくはちょっと前の発言で『初動ミス』だと。手順間違いました」と言い、裁判についても「当然、大衆芸能はお客さんにみてもらう。疑惑がずっと何年かに渡って…。こんなことがあった、なかったって分かるのはお笑いにとってはプラスにはならない。（勝っても負けても）どっちの方向に行ってもプラスにならない」との考えも示した。

　また、芸人仲間のコメントについても「同じ身内の方、内側からコメントする方、いらっしゃるのでね、内側からの寄りのコメントはやめたほうがいい」とバッサリ。「昔お世話になったとか、尊敬して入ったとか、憧れてとかのコメントを入れる。そんなコメントは入れない方がいい」「お世話になったとかは本人の問題。関係ない。論点が間違っている」と断じた。

　松本の芸人としての評価については「やってきた芸風が違うので。歌舞伎と落語ぐらいの違いがある。なのでぼくはなんとも言いません」とコメント。

　生島ヒロシが、超売れっ子タレントには事務所側は厳しく言いにくいという風土があるのでは？と聞くと、のりおは「大間違いでね。芸人がかわいい、それなら余計に言うべき。それを会社が言いましたというなら分かるが、言ったか言わないかは分からない」とした。