立川談春「炎上するには腕がいる、志らくに習おうかと」SNS開始で実感

 落語家の立川談春(57)が28日、大阪・JR桜島駅で、芸歴40周年を記念し10カ月連続で行う独演会(来年1~10月、大阪・森ノ宮ピロティホール)の取材会に出席した。

 師匠の立川談志さんに入門してから来年で40年。「ベストアルバム」と呼ぶ連続公演では、「かっこいい」と憧れた師匠から受け継いだネタを披露する予定だ。

 「笑いが少ないとか、現存の落語家では僕しかやらないとか、おっかないものをちりばめている」と、自身にとって挑戦的な内容になると明かしつつ、「かっこいいと言わせる自信はある」と意気込んだ。

 チャレンジの原動力は「もしかしてこれがピークだったら」と感じる不安だという。これまでは「まだうまくなる、もっとうまくなりたい」と高みを追求してきたが、「60年落語家をやれるとして四季に分けたら、40年ということは“冬”に入る。冬なりの頑張り方って何?」との思いが芽生えた。

 「今がピークでしゃべれなくなってもおかしくない。締めくくる前提で動いた方がいいんじゃない、と。やっぱり死生観として談志がすごく影響してる」と、70代で体調を崩した談志さんを引き合いに、意識の変化を語った。

 思いを熱く語る中、「うまく言えないね、何か見出しになるようなこと言ったほうがいいんだよね。最近SNSを始めて、初めてそれに気がついたんだ」とぽつり。

 10月に公式Xを開設したばかりの談春は「今回で本当に分かった。炎上するには腕がいる。何でも言えば炎上するということはない。志らくのところに習いに行こうかと思ったんだから」と、同門の立川志らく(60)の名を挙げて笑いを誘った。

 また、この日はJR環状線の列車内で行われたFM802のラジオ番組「SATURDAY AMUSIC ISLANDS -AFTERNOON EDITION-」の公開収録にも参加。「電車って借りられるんだね。こんなの止めて、しかも横(のホーム)から(他の列車が)出てるんですよ。一生ないでしょうね。貴重な経験をさせていただきました」と興味深げに話した。

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