村上春樹原作舞台で出演者が女性蔑視発言→「敢えて稚拙な表現で伝えようと」謝罪も炎上「あまりに鈍感」「常人からは出ない言葉」
俳優の成河が14日、出演中の舞台「ねじまき鳥クロニクル」でアフタートークに登場した際に「不適切な発言をした」と、公演後にブログを更新して謝罪した。X(旧ツイッター)では観劇客から「性加害的な発言ですべてが台無しになりました」と怒りの声が上がっていた。
成河は「本日、11月14日の終演後トークの場で、酷く間違った不適切な表現をしてしまいました。作品をお楽しみ頂いたあとで、全てを台無しにするような表現でした。不快な思いをさせてしまった方々、せっかくの作品との出会いを台無しにさせてしまった方々、本当に申し訳ありませんでした。繊細な作品を扱っていながらの、軽率で低俗な自分の言葉づかいを、心の底から恥じ、反省をしています」と謝罪した。
同作は、村上春樹原作の同名小説を舞台化。成河は「友達割チケットを利用して友人を観劇に連れてきてほしい」という主旨の話をする際に、女性蔑視的な発言を行ったとみられる。
ブログでは「言いたいこと、名前をつけたい事柄については別にありました。それを敢えてあのような稚拙な表現で伝えようとしたのは、まさに自分自身の甘さであり考えの足りなさそのものの現れであったと、いま、思い至っています。お客さまと作品との大切な出会いを妨げてしまったこと、取り返しのつかないその自分の未熟さに、大きな後悔をしています。言葉を扱うことについて、その資格について、もう一度、真摯に自分自身を見つめ直したいと思います」と反省した。
さらに「今日、不快な思いをし、傷つけてしまった方々へ、取り返しのつかない愚かな発言をしてしまったこと、素晴らしい出会いを台無しにしてしまったこと、心から反省し、お詫びを申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」とわびた。
Xでは「性加害とかにあまりに鈍感」「シンプルに反吐が出る」「常人の口からは絶対に出てこない言葉」とショックを受ける書き込みが相次いだ。
