【The LDH Times】劇団EXILE・塩野瑛久 感情を味わってもらえる役者に

 劇団EXILEの塩野瑛久(28)が充実期を迎えている。10月期は日本テレビ系「ブラックファミリア~新堂家の復讐~」、BS-TBS「天狗の台所」と2本のドラマに掛け持ちで出演。さらに、来年放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」に一条天皇役で大河初出演も決まった。2013年放送の「獣電戦隊キョウリュウジャー」で戦隊ヒーローとしてブレークを果たし、今年で10年。重厚な役を任せられるほどに、役者としての年輪を積み重ねている。

  ◇  ◇

 -初大河が決まった。どんな思いか。

 「素直にうれしかったです。そうそうたるキャストが既に発表されていたけど、相関図の一条天皇だけ写真がなかったんです。全てキャストが明かされていない状況の中で、オーディションを受けていた。すっかり忘れていたくらいの感じでした。期待してもショックを受けるので、意識せずにいたところに連絡が来て『受かるもんなんだ』と正直信じられないような気持ちでした。撮影に入っているけど、正直まだ一条天皇の役をつかみきれてない。この期間を通して、世界観や時代背景というものを自分の中で消化して、堪能していけたらいいなと思っています。すごく魅力的な役をいただいた。調べれば調べるほど魅力的な人なので、自分がどこまでできるかなと。天皇という肩書にとらわれすぎずに、1人の人間だということを意識しながら、やっていきたいなという気持ちが強いです」

 -「ブラックファミリア」では、どら息子役を演じる。役の幅が広がっている実感は。

 「(役作りに)苦労はそんなにないです。楽しくやらせてもらっている感じです。オリジナル脚本をどうアプローチしていこうかなと思っています。企画書段階から設定も変わってきているので、役の背景を考えた上でどうしようかと思い悩むことはあります。僕は欲深いので、せっかく作品に参加するのであれば、なるべく作品の責任を背負って役と向き合いたい。今まで僕は作品において、自分でバックボーンを作って、お客さんが見えない部分を自分の中だけで構築して出すことが多かった。そうではなく、お客さんに筋書きを理解してもらいながら役を生きるというのは、そんなに多くなかったので、どんどんそういった役ができるのはうれしく思います」

 -「天狗の台所」はスローライフが描かれる。スローライフに憧れは。

 「スローライフ自体はそんなに(憧れは)ないですね。海か山なら海。僕は最新家電に囲まれるのが好きなタイプなので(笑)。スローライフをするにしても、Wi-Fiをつなげていろいろ便利にしちゃうと思います。休みの日は家ではYouTubeでドラマや映画を見ることが多いです。ただスローライフでうらやましいのは、食材がすごく新鮮で安く仕入れられて、スーパーに並んでいない良い物をそのまま食べられることですね。僕は素材そのものの味が結構好きだったりするので」

 -21年にLDHに移籍し、22年に劇団EXILEに加入。今後の活動について。

 「新しい環境で楽しくやらせてもらっていますし、すごくすてきな人に囲まれたなというのが一番の素直な感想です。劇団EXILEでもちろん公演ができたらすごくうれしいなと思います。メンバーそれぞれに仕事があるので、なかなか難しい所もありますが、とらわれすぎずにいろんな方向性を探して提案したい。劇団EXILE自体にも変動があった。(同時に)前田拳太郎君、櫻井佑樹君が入って、そんなにコミュニケーションが取れていないので、いろいろ話したい。ただ無理をして公演をやるのも何か違うので、劇団の在り方自体を皆で考えながら楽しくやっていけたらな思いますし、イベントは定期的にやっていきたいですね。自分はいろいろな作品で感情を揺さぶられてきた。その感情を一人でも多くの人に味わってもらえるように、役者をやっていけたら」

 ◇塩野瑛久(しおの・あきひさ)1995年1月3日生まれ、東京都出身。11年開催の「第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞。12年3月、芸能界デビュー。13年、「獣電戦隊キョウリュウジャー」のキョウリュウグリーン役でブレーク。21年2月、前事務所を退社。同8月、LDHに所属。22年11月、劇団EXILEに加入。最近ハマっていることは「iPadのスペックを見ること。豆乳」。

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