もんたよしのりさんの歩み 個性的なハスキーボイスで「ダンシング・オールナイト」大ヒット
大ヒット曲「ダンシング・オールナイト」(1980年)で知られるロックバンド「もんた&ブラザース」のボーカルで、シンガー・ソングライターのもんたよしのり(本名門田頼命=かどた・よしのり)さんが18日朝、大動脈解離のため死去していたことが22日夜、発表された。72歳。神戸市出身。葬儀は故人の希望で、親族のみで行った。後日、お別れの会を開催する予定。突然の訃報に、芸能界は大きな悲しみに包まれた。
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もんたさんは1951年1月8日、寝具店の長男として生まれた。ビートルズで音楽に目覚め、報徳学園高を中退。ザ・スパイダースの前座で初ステージを踏んだ。
上京して71年に「この足の鎖ひきちぎりたい」でソロデビューしたが売れず。神戸に戻るも再上京すると80年、「ダンシング・オールナイト」が160万枚超の大ヒット。紅白歌合戦にも出場し、個性的なハスキーボイスを列島に響かせた。
83年には大橋純子との「夏女ソニア」がヒット。友人の西城秀樹さんに提供した「ギャランドゥ」は西城さんの代名詞となった。
多忙を極め疲弊したもんたさんは84年に活動を休止、各国を放浪した。バングラデシュで難民の貧困を目の当たりにして帰国後はチャリティーコンサートを多く手がけ、阪神・淡路大震災の被災者や途上国を支援した。
俳優としても映画「愛しき日々よ」に主演、劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」に出演。私生活では82年に恭子さんと結婚、83年に長女こむぎさん(元歌手)をもうけた。
