藤井聡太八冠 ツンデレ凱旋会見“親しみやすい”師匠・杉本昌隆八段と和やか掛け合い

 11日に史上初の将棋界八大タイトル独占を達成した藤井聡太八冠(21=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖)が13日、地元・愛知県にある名古屋将棋対局場で、師匠の杉本昌隆八段(54)と凱旋(がいせん)会見を行った。「親しみやすい」という師匠との和やかな掛け合いでは、ツンデレ発言も飛び出した。

 伝説誕生から2日。藤井八冠が小学4年生の時から師事する師匠と和やかに会見に臨んだ。

 この日の心境を「実感や達成感が徐々に出てきた一方で、その重みもあらためて感じているところ」と明かし、「いい報告ができた。一つの恩返しになった」と感謝を述べた。

 タイトル戦などで過密スケジュールを送る藤井八冠。弟子と勉強会を開きたいという杉本八段から「忙しすぎてなかなか来てくれないけど、たまには来てくれないかな?」と将棋研究室を訪れるよう呼びかけられると「この場で言質を取られてしまうのはちょっと…」と、いたずらっぽい笑みを浮かべ、素っ気なく返答。

 心を許した相手だからこその発言だったようで「日程が合えばということで。最近は師匠の一門も人数が増えて、会ったことがない方も増えてきたので、どこかで機会を作れれば」とあらためて恩返しを誓った。

 「師匠の好きなところ、直してほしいところ」を問われると、「今、ここにいるので答えづらい」と前置きしつつ、「師匠というと威厳のあるイメージが一般的にありますが、私はむしろ親しみやすいという言葉を連想します。それは師匠の人柄のおかげ。入門の頃から変わらずそういった感じで接していただいたので、すごく感謝しています」と話し、師匠を喜ばせた。

 偉業を成し遂げてもなお「より実力を高めて、内容のよい面白い将棋を」と高みを目指す。振り飛車党の師匠から「藤井八冠はあまり指してないと思うけど、振り飛車は面白いけどどうかな?やってみたい?」と聞かれると、「ここでやるとは言えません(笑)」と慎重な答えを繰り返して笑いを誘っていた。

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