鈴木おさむ氏、来年3月末で放送作家業&脚本家業を引退「SMAP解散で120%の力が入りにくく」
放送作家の鈴木おさむ氏が12日、Xを更新し、24年3月31日を持って、放送作家業、脚本家業を「辞めます」と宣言した。
鈴木氏は長文をXに投稿。「僕は1992年2月から放送作家と言うお仕事を始めさせていただき、今年で32年。放送作家に加えて、脚本業もさせていただいてきましたが。来年2024年3月31日で32年やってきた放送作家業を辞めることにしました。脚本業も辞めます」と記した。
19年の48歳の時に、同じ事務所の山下達郎の「LAST STEP」をライブで聞き、「その瞬間、『50歳になったら辞める』という思いが頭に閃きました」と説明。コロナでこの思いを一端しまったというが「今年の春頃、『辞める』と決めました」ともつづっている。
19歳から放送作家業を始め、20代で当時絶大な人気を誇ったSMAPと一緒に仕事をするように。プライベートでも父親の借金や、交際0日での森三中・大島美幸との結婚、自分の男性不妊が発覚し、妊活の末、長男を授かったことなど「振り返ってみると、とても振り切った人生を生きてきたなと思っています」と振り返った。
「でも、ある時、自分の人生を俯瞰で見た時に、40代後半から、おもしろく生きられてないなと思ってしまいました」と気づき、「SMAPが解散してから、自分の中で120%の力が、入りにくくなってしまったというのもあります」と、鈴木氏に大きな影響を与えたSMAPの解散も引き金になったという。
辞めることで、多くの関係者に迷惑をかけることも謝罪。放送作家業を引退した後は「来年春からは、若者たちを応援することが出来たらと思っております。現在51歳。今だったらまだ間に合う。まだ形になってはないですが、それをこれから本気でやってみたいと思っています」とつづっている。
妻の大島美幸も「『いいじゃん』と全力で言ってくれました」と理解してくれたといい「まさに親方、ドーンと構えています」と感謝。「今、SMAPの「ありがとう」を聞きながらこの文章を書いているのですが。歌詞がとても響きますね」ともつづり、「でも、まだ半年あります」「そして3月31日まで脚本・台本は書き続けます。120%、全力で放送作家をやりきります」と約束していた。
鈴木氏はフジテレビ系「SMAP×SMAP」を始め、SMAPメンバーの番組に多数関わっている他、「金曜日のスマイルたちへ」など、人気バラエティも数多く参加。ラジオ、舞台、作詞などマルチに活躍している。
