宝塚 星組「ME AND MY GIRL」華やかに初日 役替わりも話題

「ME AND MY GIRL」でビル役の水美舞斗(左)と舞空瞳=博多座
「ME AND MY GIRL」でフィナーレの水美舞斗(左)、暁千星=博多座
「ME AND MY GIRL」でフィナーレの(左から)ジャッキー・極美慎、ジェラルド・天華えま、サリー・舞空瞳、ビル・水美舞斗、ジョン卿・暁千星、マリア・小桜ほのか=博多座
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 宝塚歌劇星組公演「ME AND MY GIRL」が9日、福岡・博多座で開幕した。

 『ME-』は、1937年にロンドンで初演され、1646回のロングランを記録した大ヒットミュージカル。宝塚1987年の初演以降、何度も再演が重ねられた人気作。下町で育った名門貴族の世継ぎの青年ウイリアム(ビル)が紳士に成長するまでを、恋人のサリーとの恋物語を絡めて描きあげたロマンティックコメディの傑作で、今回の博多座公演ではビルとビルを見守るジョン卿を専科スターの水美舞斗と星組スターの暁千星が役替わりで挑じることになっており、話題となっている。またヒロインのサリー役はトップ娘役の舞空瞳が務める。

 初日は今年4月の末に専科に異動となって初めての舞台出演となった水美がビルを、暁がジョン卿を務めた。2人は初共演ながら、息のあった演技で観客を魅了した。舞空は同組の暁とはもちろん、花組時代に水美とも共演しており、懐かしい顔合わせとなった。

 フィナーレでは暁と極美による情熱的なタンゴを披露。さらに舞空も参加したラインダンス、水美・暁の黒燕尾での群舞、水美・舞空によるデュエットダンスなどを披露。水美、暁、舞空はダンスの名手として鳴らしており、客席からは惜しみない拍手が送られた。

 また暁がビルを、水美がジョン卿を演じる役替わりの初日は13日となる。11月2日まで上演。

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