【山田美保子のミホコは見ていた!】VIVANTの宣伝戦略は超スゴイ

 7月期のドラマ視聴率でトップを独走しているのが日曜劇場「VIVANT」(TBS系)。キャストの豪華さや壮大なスケールのロケ、予想がつかない展開などもさることながら、本作は「番宣方法が素晴らしい」と業界で評判を呼んでいる。

 東京・赤坂のTBSの中庭には、キャストの直筆サインが記されたタイトルロゴの巨大オブジェをバックに記念撮影をするファンの姿が連日絶えないし、SNSでは回を重ねるごとに“考察祭り”が盛んだ。そして10日の第9話放送前には、「緊急生放送150分SP」が放送され、主演の堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、二宮和也をはじめ、本作で大ブレイクしている富栄ドラムが勢揃い。チンギス役のバルスルハグヴア・バトボルドもモンゴルから緊急来日した。

 MCを務めたのは「ラヴィット」の麒麟・川島明と田村真子アナのコンビ。VTRでは「ひるおび」の恵俊彰や「王様のブランチ」の佐藤栞が本作の魅力を語ったり、考察をしたりするなど、局をあげての豪華極まりない番宣プログラムとなった。

 実は本作は、事前にメインキャストこそ発表されていたものの、それ以外のプロモーションを控えるという初めての試みにチャレンジしていた。だがスタートしてみれば、公式X(旧Twitter)にキャストの魅力的なこぼれ話や撮影秘話などが頻繁にアップされたり、オリジナルグッズが続々発表されたりと、関係者が一丸となって作品を盛り上げることに。「ドラム」のブレイクは予想外だったと思うが、人気声優の林原めぐみによる翻訳アプリの言い回しも含めトレンドになっている。

 最終回に向けて、11日からは「Nスタ」「THE TIME,」「ワールド極限ミステリー」「櫻井・有吉THE夜会」「それSnow Manにやらせて下さいSP」「ジョブチューン」「世界ふしぎ発見!」「バナナマンのせっかくグルメ」など同局の看板番組に「VIVANT」のメインキャストが続々登場。また17日には「IHIステージアラウンド東京」でファンミーティングが開催されるが、定員をはるかに上回る申し込みがあったため急きょ配信を行うことが決定している。「VIVANT」の宣伝戦略は、「超スゴイ、超スゴイ」のである。

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