井上貴博アナ、母校・慶応高批判の声に号泣「選手を責めるのは違う」「バカなOBの僕を責めて」
慶応高野球部出身のTBS井上貴博アナウンサーが26日、TBSラジオ「井上貴博 土曜日の『あ』」で、母校の甲子園優勝に、選手を批判する声があることに「選手に矛先向けるのは違うと思う。それはつらかった」などと号泣。仙台育英が外野フライを落球したのは応援が大きかったとする声にも「仙台育英なめんなよ」と泣きながら訴えた。
井上アナは、決勝戦の日がたまたま世界陸上の中継でレギュラー出演する「Nスタ」がお休みだったため、甲子園へ。試合開始1時間半前に到着したが「選手がアップするのに出てくる。その時点で涙が止まらない」と感激。涙を拭きながらの観戦になったと打ち明けた。
嬉しそうに振り返る井上アナだったが、大応援団の影響に話が及ぶと、じょじょに様子が変化。慶応びいきとメディアが報じることにも「仰る通り、見てて気持ちが悪かった」「応援の問題とか、外部OBがはしゃぎすぎだと、私もアナウンサーの分際でと。仰る通りだし、私の批判は構わないが、一つ思うのは、選手に矛先が向けられるのは違うと。それはつらかった」と涙声になった。
そこからせきを切ったように泣き出し「全選手、夏にかけてきた思いは変わらないと思う。慶応だからとか…選手を批判する権利はないと思うんだよね。そこだけは許せないんだよね」と号泣。優勝までの道のりで微妙な判定もあったが、それを言うのは相手チームにも「失礼」とキッパリ。
「外部のバカなOBのぼくを責めて。選手を責めるのは違うんじゃ無いか」「他の学生スポーツ全部です。選手を責めるのはやめてくれ」と泣きながら話し、「ごめんなさいね。マスコミは本当にダメだし、アナウンサーはでしゃばりすぎてダメだし、我々を責めて」と批判は引き受けるとコメント。
最後に「私の甘えなんですけど」「ひと言言わせて頂きたい。公平性を欠くしアナウンサーとしてあるまじき発言ですが」と前置きし「慶応高校、おめでとう!やったね…38年生きてきて間違いなく一番嬉しい日だった。選手のみんな、関係者のみんな、本当にありがとう!」と涙ながらに絶叫していた。