広川ひかる「私にとって太陽」 上島竜兵さん妻 初エッセー発売 亡き夫との思い出つづる

 昨年5月に亡くなったダチョウ倶楽部・上島竜兵さん(享年61)の妻でタレント・広川ひかる(52)が10日、都内で上島さんとの思い出をつづった初エッセー「竜ちゃんのばかやろう」(KADOKAWA)の出版発表会見に出席した。広川は最愛の夫を「私にとって太陽そのもの」と話し、ともに過ごした結婚生活28年を振り返っていた。

 突然の死から1年3カ月。広川は「ぼんやりと地に足がついてない状態。このような場に立たせていただけることを本当に不思議な気持ちでいます」と心境を明かした。

 上島さんの死後、ステージ1の乳がんが発覚。昨年9月に手術を受け現在も治療中という。健康不安を抱えながら執筆を決断した経緯を「竜ちゃんを忘れないでくださいという思い、上島竜兵という芸人がいたことを皆さんの心に留めてほしいという気持ちから」と説明した。

 著者名は芸名の「広川ひかる」ではなく「上島光」名義。「上島竜兵の妻ということで」と最愛の夫の名前を大切そうに口にした。上島さんとの結婚生活28年を「『ありがとう』という言葉を本当によく言ってくれる人でした。ご飯作ってくれて、ありがとう。洗濯してくれて、ありがとう。いつも『ありがとう』をくれる人でした」と回想。「竜ちゃんは私にとって太陽そのものでした」と笑顔を見せた。

 同書では上島さんとの出会いや亡くなる直前の様子などを克明に執筆。ダチョウ倶楽部の肥後克広、寺門ジモン、2020年に死去した志村けんさん、「竜兵会」の名で知られる芸人たちとのエピソードもつづっている。

 現在の心境を「私にメッセージをくれているんじゃないかなって空を見上げて『竜兵』って名前でしたので竜の形をしている雲を探したり」と打ち明けた。上島さんに伝えたい言葉を聞かれると「(死去から)1年3カ月、私がんばったよね?って聞きたいです。『がんばったね』って言ってくれますかね。見守っていてくれるとうれしい」と亡き夫への思慕の念を明かした。

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