【山田美保子のミホコは見ていた!】“悪女”田中みな実について

 春ドラマが終了し、各局で夏ドラマの番宣が盛んに行われているタイミングで、NHK総合が6月27日に「前編」を放送し、7月4日に「後編」を放送するのが、田中みな実主演の「悪女について」だ。

 今年3月13日に放送された同作を再編集。そのタイトルと田中の名前を見つけ、チャンネルを留めた方も多かったのではないか。

 田中といえば、4月期、「あなたがしてくれなくても」(フジテレビ系)での好演が話題になったばかり。(以下、ネタバレあり)夫の浮気相手を訪ねてランチをし、関係を問いただしたり、その女性の夫が経営する喫茶店で妻の浮気を匂わせたりと揺れる想いを即、行動に移す演技には毎回鬼気迫るものがあった。

 同時に、ファッション誌の編集部でキャリアアップを目指し、深夜まで懸命に働くも、新たな編集長は外部から招かれ、家庭でも職場でも絶望を経験する。田中の実年齢やキャリアに近い役柄だったとはいえ、田中みな実はこんなにも上手いのかと驚かされたものだ。

 7月期も、杉野遥亮主演の「ばらかもん」(同)への出演が発表された田中。シングルマザーの看護師役で舞台は五島列島だ。“あなして”とは180度異なる演技となるだろう。

 アナウンサーとしての田中は「ぶりっこ」「あざとい」を売りに、たとえ嫌われたとしても演出や共演者に求められるキャラを存分に演じてきた。その一方で自身が試した美容法を惜しみなく披露したことで大逆転。いっきに女性ファンを味方につけることとなった。

 フリーアナとして、タレントとして、女優として、脂がのりきったタイミングでの「悪女について」前後編の放送。巨額の富を築いた“虚飾の実業家”富小路公子(田中)の原点は16歳のときで、悪女と呼ばれても貫いた一人の女性の生き様が描かれる。

 華やかなドレスと豪華な宝石を身に着けて微笑む田中も、ほぼノーメイクで地味な服に身を包み、一筋の涙を流す田中も震えがくるほど上手い。テレビドラマでは“テレビ朝日版”で「劇団四季」出身の影万里江さん、“TBS版”ではあの沢尻エリカが演じた役を“NHK版”で田中みな実が…というのも感慨深い。「悪女について」後編、必見だ。

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