「優先座席」阪急電車は廃止に挫折の過去 駐日ジョージア大使の意見に多くの賛辞

 阪急電車
 ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使のツイッター@Teimurazl.ezhaより
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 ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使が18日、自身のツイッターを更新し、公共交通機関の優先座席についての考えを示した。

 レジャバ大使は、同日の自身のツイッターで「ゆらゆら都心へ進みます。」とコメントして、電車の優先座席に座っている動画を掲載していた。このツイートを引用して「優先席に座っていることに関して注意を受けました。」と報告。優先座席に座っていることへの批判があったとみられる。

 続けて「私が言うのも何ですが、理屈のない不要な圧力は、生きづらい社会につながるためやめましょう。空いている席に座ることに何ら問題はありません。大切なのは、必要とする方が来たときに率先して譲る精神です。」と考えをつづった。

 動画では大使の隣の席は空いており、周囲も混雑しているようには見えない。「何なら、私の妻は、妊娠中や乳幼児を連れていたときに、優先席を譲られた経験は一度もありません。だから、優先席に座っていることで、誰にも迷惑をかけていない私が注意される理由は理解できません。」とコメント。「さらに、人間として『当たり前』である他人に気を配ることができずに、変な社会のルールを押し付けるような、無機質な考えは私は正しいとは思いません。」と考えを示した。

 ネットからは「絶対イチャモンつけられてるだろうなって思って見たら案の定で笑ったw 空いてるんだから何も問題ないでしょーに。」「絶対優先席に座ってる事に噛み付いてるやついると思った!笑 優先っていう意味をもう1回学び直せ」と大使の考えに賛同する意見が寄せられた。

 「別に優先席じゃなくても自由席ならば、身体の不自由な人や妊婦さんに席を譲るのは当然の事」「全部 優先席にしたらどうか」という意見も。ただ、1999年に阪急電車が全席を「優先」の対象とし、あえて「優先座席」を設定しない形を取ったことがある。乗客の“性善説”を信じた形だったが、年配の利用者らから「席を譲ってもらえない」「『譲って』とは言いにくい」という意見が上がり、結局2007年に「優先座席」が復活したこともある。

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