陸自自動小銃発射 現行犯逮捕の18歳自衛官候補生 起訴で実名報道の可能性も
岐阜市にある陸上自衛隊日野基本射撃場で14日、自衛官候補生の男(18)が男性隊員3人に向け自動小銃を発射した。52歳と25歳の2人が死亡し、別の25歳が負傷した。岐阜県警は殺人未遂容疑で男を現行犯逮捕した。捜査関係者によると、男は死亡した隊員(25)を狙ったわけではなく、発射を妨げようとしたから撃ったという趣旨の供述をしている。陸自中部方面警務隊と岐阜県警は52歳の教官が標的だった疑いもあるとみて、合同でトラブルの有無や当時の状況を調べている。
殺人未遂容疑で現行犯逮捕された自衛官候補生の男は18歳で、昨年4月に施行された改正少年法の「特定少年」に当たる。捜査などを経て検察が起訴すれば、実名や顔写真の報道が可能になる。検察が実名を公表する可能性もある。
男は20歳未満のため、岐阜県警や陸自警務隊に調べを受け送検された後は家裁に送られる。家裁は家庭状況などを調べ、刑事裁判で刑罰を科すのが相当と判断すれば、検察官送致(逆送)する。殺人や強盗、強制性交などの事件は原則逆送の対象となっている。
改正少年法で18、19歳は特定少年と位置付けられ、起訴されると、氏名や住所、顔写真など本人を推定する「推知報道」が可能になった。
今後の捜査の結果男が起訴され、実名が公表された場合、実際に氏名などを報じるかどうかは、報道機関が判断して決める。
