六本木の俳優座劇場 25年4月末で閉館へ 施設老朽化 70年の歴史に幕
1954年に開場し、戦後の新劇ブームをけん引した東京・六本木の「俳優座劇場」が、2025年4月末で閉館することが14日分かった。運営会社は、施設の老朽化が進むなどし、収支が厳しくなったとしている。多くの演劇人やファンに愛された劇場が、約70年の歴史に幕を下ろす。
演出家の千田是也さん、俳優の東野英治郎さんらが立ち上げた劇団俳優座の創立10周年を記念して54年4月に建設。資金難の中、俳優らが舞台を休んで映画出演するなど建設費用を稼いだ。80年に300席の劇場を併設するビルに改築された。
運営会社の担当者は「続けていきたかったが、ビル自体の老朽化で設備の修繕費がかかるなどし、収支が厳しくなった」と話した。
