【発言全文】櫻井翔 涙こらえジャニーズ性加害に初言及「臆測で傷つく人が」「被害者に見られうる立場」

 櫻井翔が5日、月曜キャスターを務める日本テレビ「news zero」に出演。涙を浮かべながら、ジャニーズ事務所の性加害問題について初めて言及した。最年長の東山紀之がテレビでこの問題に言及したのが5月21日。沈黙を守ってきた理由を、自身が発言することで「また臆測を呼び、無関係な人々まで傷付けるのではないか、と恐れた」と明かした。そしてあらゆる性加害の撲滅を訴えた。【以下、櫻井の発言全文】

この件について自分の言葉でお伝えできればと思います。

今回の件ですが、私には二つの側面があると思います。一つは、今問題の責任が問われている事務所に所属している、ということ。もう一つは、大きな意味では自分は、被害者に見られうる立場に置かれている、ということです。

私にとってこの二つの側面を踏まえますと、コメントすることは難しい、と考えていました。今もまだどの立場でどうお話できるのか、難しいのですが(※ここで大きく息を吸う)。お伝えしたいことの一つは、臆測で傷つく人たちがいる、ということです(※声を震わせる)。

かつて同じジャニーズJr.として、同じ時間を共にしてきた大切の中には…(※ふぅと深呼吸、目は涙で真っ赤に)、すでにこの世界とは全く違うところで、新しい人生を歩んでいる人たちもたくさんいます。そういう人たちも含めてあらぬ臆測を呼び、今回の問題の対象となってしまうことは、何よりも避けなくてはいけない、避けたい。そこを考えるなかで、私自身、発言すること自体がまた臆測を呼び、広げ、無関係な人々まで傷付けることにつながるのではないか、ということを恐れています。

ただです、だからこそ、ジャニーズ事務所は、話したくない人の口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい。そして被害を訴える方々、そして本日(与野党6党に)提出された署名をした皆さん(※カウアン岡本氏ら)の思いを重く受け止め、二度とこのような不祥事が起こらない体制を整えなければならないと思います。

最後に、あらゆる性加害は許してはならないし、絶対に起こしてはならないと考えています。

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