宝塚音楽学校 4年ぶりの『すみれ募金」 ファンも生徒も笑顔「日常が戻って感謝」
コロナ禍のため中止となっていた宝塚音楽学校生徒による「すみれ募金」が21日、宝塚大劇場大広間で開催された。「-募金」の開催は4年ぶりで、前回までは劇場の建物外で行われていたが、今回は安全確保と気候のため、屋内での開催となった。
予科の111期生と本科の110期生は、華やかな着物に緑の袴で登場。来場者に募金を呼びかけ、募金活動に励んだ。本来、予科生にとってすみれ募金はファンへの初顔見せとなる場。だがコロナ禍のため、3年間の中止を余儀なくされていた。この日は4年ぶりの開催ということで、約2000人のファンが集まった。だが大きな混乱もなく、ファンは整然と寄付の列に並び、無事に終了した。
成績上位の工藤すず奈さんは「このような場所に参加でき、光栄で、うれしく思います」と背筋を伸ばした。溝口薫子さんも「日常が戻ってきて感謝です」と喜びを口にした。またファンから声をかけられ、御子柴凜々子さんは「お客さまに元気をいただきました」と思わず笑顔。田良結芽さんも「このような活動ができなかった上級生の方の思いをくみ、募金に立たせていただきました」と日常が戻ってきたとに喜びを見せていた。
この日の募金は「チャイルド・ケモ・サポート基金」に寄付される。