中村勘九郎&七之助 絶景の「平成中村座」に父・勘三郎も泣いて喜んだはず

 「平成中村座」一番太鼓の儀に参加した中村勘九郎(中央)と中村七之助(右)
 「平成中村座」一番太鼓の儀に参加した中村勘九郎(左)と中村七之助
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎と中村七之助が3日、姫路市内で「平成中村座姫路城公演」の初日を告げる「一番太鼓の儀」に参加した。

 江戸時代、芝居の始まる前に打たれた「一番太鼓」は、父の中村勘三郎さんらが復活させ、「平成中村座」初日の恒例。勘九郎は「(江戸時代の)中村座は江戸城が近かったもので、一番太鼓の音が大名の登城の音と間違えるから、『どっかいってくれ』と言われて浅草に移ったんです。何百年の時を経て、お城の真下で一番太鼓が鳴るなんて夢のようでございます」と、感慨に浸った。

 今回は国宝であり世界遺産でもある姫路城下での開催とあって、七之助は「中村座が始まって、一番の景色ではないでしょうか」と感動の面持ち。頭に浮かんだのは父・中村勘三郎さんの姿。「父が見たら泣いて喜んだだろうな、と。その思いも背負いまして一生懸命つとめさせていただきます」と、力強く誓った。

 また、中村座恒例の“隠れ勘三郎”も健在。劇場の内外に勘三郎さんの目のイラストが隠されており、七之助は「18カ所あるんですが、たぶん今回が一番難しいです。見つけてみてくださいませ」と不敵に笑った。

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