フジテレビの生放送バラエティー番組「オールナイトフジコ」が１４日深夜に放送された。往年の伝説的深夜番組「オールナイトフジ」（関東ローカル、１９８３～９１年）の令和版との位置付けでこの日からスタートしたが、初回から目玉企画が中止になるハプニングに見舞われた。

　元テレビ東京社員の佐久間宣行氏、オズワルド・伊藤俊介、さらば青春の光・森田哲矢がメーンＭＣを務め、元ＡＫＢ４８・峯岸みなみ、元ＨＫＴ４８の村重杏奈のほか、「フジコガールズ」と呼ばれる現役女子大生の１５人が出演した。

　番組冒頭では「フジコシート」と呼ばれる席に、総合プロデュサーの秋元康氏や同局の港浩一社長、大多亮専務らそうそうたるメンバーも顔をそろえた。

　この日、目玉企画のひとつとして発表されたのが、視聴者がフジコガールズの名札にあるＱＲコードを読み取ると、フジコちゃんの番組専用ＬＩＮＥアカウントにメッセージが送ることができるというもの。ここで佐野瑞樹アナウンサーが「卑猥な言葉や画像を送ったり、誹謗中傷を送ったりするのはやめていただきたい。常識の範囲内でお願いしたい」とクギを刺していた。

　早速、寄せられたＬＩＮＥのメッセージを紹介する予定だったが、佐久間氏が「今ですね、読んじゃいけないＬＩＮＥを整理してます」と説明。森田も「チラッと見たら、卑猥なのしか来てません」と、ひとまず次の企画に移った。

　番組終盤に、佐久間氏が再び「ＬＩＮＥの企画ですが、収拾がついてないので中止になりそうです」と話し、この日の放送では中止となった。森田が「上のパソコンで管理してるんですよね？」と尋ねると、「今、チェックしてるんだけど、とんでもない量来てるのと、すごいのも来てるらしくて…。まだここに届けられない」と説明し、「来週からなくなる可能性が…」と、このままお蔵入りする可能性も示唆していた。