タレント・明石家さんまが１日、ＭＢＳラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演し、阪神・青柳晃洋投手に感謝の思いを示した。

　リスナーからの投稿で、今シーズンの青柳が打席に向かう際のＢＧＭが、さんまが１９７９年に発売したシングル曲「Ｍｒ．アンダースロー」であることが伝えられた。さんまは「ウソや！」とビックリ。楽曲の使用は知らなかったとみられるが「あいつ今、唯一アンダースローか」と主力投手としては数少ないアンダースロー（正確にはサイドスローとアンダースローの間のクォータースローとされる）であることはしっかりと認識していた。

　続けて「こいつこそメジャーリーグに行って、抑えをやってほしいんですけど」と思わぬ願望もポロリ。青柳の実力を高く評価していることを吐露した。

　楽曲使用はかなりうれしかったようで「開幕ピッチャーで『アンダースロー』で登場や。青柳やってくれたなぁ」と喜びをにじませた。「甲子園行ってまうやないか。どんだけ自分が好きか知ってんのか」と冗談半分に訪問を予告した。

　「Ｍｒ．アンダースロー」は若手時代のさんまが形態模写をしていた投手・小林繁さんをイメージした楽曲。江川卓氏が紆余（うよ）曲折を経て巨人に入団することになった「空白の１日」の余波で阪神に移籍した小林さんはアンダースローの名投手として知られた人物だった。

　「頼れるエースはアンダースロー」というフレーズが印象的な楽曲で、さんまは「大阪ガスのＣＭ曲ですよ」と説明。続けて江川騒動も含めて小林さんについても説明したが、アシスタントの飯窪春菜、ゲストの宮本佳林はちんぷんかんぷんだった。それでも最後は「青柳がやってくれんのかぁ。何か贈っとかなあかんかなぁ」と語り、笑いを誘っていた。