元KAT-TUN・田中聖被告に実刑判決、懲役1年4月 覚醒剤取締法違反

 千葉県柏市内での覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われた元KAT-TUNの田中聖被告(37)に、千葉地裁松戸支部は27日、懲役1年4月(求刑懲役2年)の実刑判決を言い渡した。

 判決理由で本間敏広裁判官は、別の薬物事件で執行猶予付き判決を受けた直後だった点に触れ「宣告から10日足らずで犯行に及んだ」と指摘。「経緯に言い分があっても、法軽視の意思決定は非難に値し、責任に見合った施設内処遇を受けるのはやむを得ない」とした。

 黒のスーツにダークグレーのネクタイ姿の田中被告は、約5分の判決文朗読の間、裁判官の方をじっと見つめて微動だにせず。閉廷後に刑事施設に収容されたとみられる。

 判決によると、昨年6月28日ごろ、柏市の自宅で覚醒剤少量を吸引し、翌29日に所持した。同日夜、JR柏駅付近で現行犯逮捕され、その後保釈が認められていた。

 別の覚醒剤取締法違反(使用、所持)などの罪にも問われ、名古屋地裁で執行猶予付き判決を受け、控訴している。

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