鮎川誠さんロック葬 4000人最後の別れ 絶えず流れる楽曲 ギター、レコード、ステージ衣装

 ロックバンド「シーナ&ロケッツ」や「サンハウス」のギタリストで、先月29日にすい臓がんのため74歳で死去した鮎川誠さんの“ロック葬”が4日、東京都世田谷区の「星かげの迎賓館」で行われ、長女・陽子さん、次女・純子さん、三女・知慧子さんが父への思いを語った。

 報道陣の取材に応じた陽子さんは「死ぬまでロックするって言ってたんですけど、本当にそうなったと思う」と父の人生について話し、「シーナ&ロケッツをずっと応援していただいて」と、長い列を作ったファンに向かって深く感謝した。

 マネジメントを担当していた純子さんは「亡くなる直前まで音楽のことばかり考えていました。曲順や次に出したいアルバムのことを震える手でメモにとっていた」と、鮎川さんが最後まで音楽に情熱を注ぎ続けたことを説明。「お父さんのやりたいことを少しでも形に残して、これからも皆さんに聴いてもらいたい」と願った。

 知慧子さんは「まだ先のことは考えられません。しばらくはお父さんのレコードを聴いて過ごします」と悲痛な思いを素直に吐露し、声を詰まらせた。

 葬儀では絶えずシーナ&ロケッツや鮎川さんの楽曲が流れ、愛用のギターやレコード、ステージ衣装など故人に縁の深いものであふれた。祭壇の花は姉妹が鮎川さんのイメージとしてダリア、バラを中心に選んだという。

 この日はTM NETWORKの小室哲哉(64)、俳優の石橋凌(66)、松田美由紀(61)、柄本明(74)らが参列し、関係者、一般合わせて4000人以上が弔問した。

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