高井美紀アナ 生前収録の番組放送、笑顔で進行 「あなたを忘れません」と追悼 1月25日に急逝
大阪・MBS(毎日放送)の番組「住人十色」(土曜、後5・00)が4日、オンエアされ、1月25日に55歳で急逝した高井美紀アナウンサーの生前の姿が流れた。14年にわたり司会を務めており、エンディングでは「番組を支えてくれたあなたを忘れません」と追悼メッセージが映し出された。
全国の素敵な家を紹介する番組。高井アナはナビゲーター(司会)として出演しており、この日の放送分も収録済みだった。黄色のニット姿で、レギュラーの松尾貴史、三船美佳と笑顔でやりとりしながら進行。上品で安定した語り口、物腰はいつもと変わらぬように見受けられた。
エンディングでは番組での笑顔の映像とともに「14年間にわたり番組の司会をつとめた高井美紀アナウンサーが 1月25日 逝去しました」「機転とユーモア そして深い愛情で番組を支えてくれたあなたを忘れません ありがとう 安らかに 『住人十色』」とのメッセージが流れた。公式サイトでは4日午後5時現在、高井アナの名前がまだ残されている。
同局では高井アナの死因は明らかにしていない。
高井アナは兵庫県出身。神戸女学院大卒。1990年に入社。ニュース番組「MBSナウ」や「VOICE」のキャスターを歴任。「ちちんぷいぷい」など情報・バラエティ番組でも活躍。今年1月時点では、「住人十色」の他、「皇室アルバム」のナレーションなどを務めていた。