同郷の武田鉄矢 鮎川誠さん悼む「マコちゃん、シーナとまた会えて良かったね」

 武田鉄矢
 シーナさんの通夜でひつぎを開けて語りかける鮎川さん=2015年8月
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 ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のボーカル兼ギターの鮎川誠(あゆかわ・まこと)さんが29日午前5時47分、すい臓がんのため都内で亡くなったことが30日、分かった。バンドの公式ツイッターなどで発表された。74歳。福岡県出身。葬儀は2月4日午後5時から「鮎川誠“ロック葬”」として、東京都世田谷区代沢3-27-1の森巌寺開山堂で、告別式は翌5日に家族のみで営まれる。喪主はモデルで長女の陽子(ようこ)さん。

 フォークグループ・海援隊のボーカル・リーダーで俳優の武田鉄矢(73)が30日、デイリースポーツの取材に応じ、同郷で、福岡でのアマチュア時代から50年来の付き合いがある鮎川さんを悼んだ。

 武田は、突然の訃報に「元気そうに思っていたので、本当にびっくりです」と肩を落とした。「僕のやっているフォークソングはロックとはあまり仲良くないんですが、マコちゃんのところだけは気が合ったんです。地元・福岡での時間は、兄弟のように過ごした青春時代でした。東京ではふるさとのなまりで話す唯一の友人でした」と語った。

 福岡時代に当時交際中だったシーナさんを紹介された。「本当にシーナののろけをたくさん聞かされました。福岡ではジョンとヨーコのようだとみんなで絶賛していました」。結婚後も妻一筋は変わらず。「本当に愛妻家だったので、今まっすぐ向かっていると思います。マコちゃん、シーナとまた会えて良かったね」と呼びかけた。

 その人柄を「数段マコちゃんが上です。尊敬してますよ」。何かをけなす“ロック”はよしとせず「『みんなが幸せにならんといかんとよ』と言っていた。宮沢賢治みたいな方でした」と表現した。

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